セミナー名 |
商標・意匠をめぐる実務の最新動向 |
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概要 |
ここ数年、毎年のように商標審査基準の改正が行われ、4条1項11号の判断における「他人」の扱いの緩和や、いわゆる精神拒絶の運用の変更など、実務に深く関係する変更が頻繁に生じています。また、いわゆる22類似群カウントの導入や早期審査制度の拡充、ファストトラック制度の導入など、新しい制度の導入も進んでいます。これらの最新実務動向に加え、3年ほど前に導入された新しいタイプの商標の登録状況や最新の裁判例など、商標実務に重要な最新の動向について説明します。 また、経済産業省と特許庁が、2018年5月に産業競争⼒とデザインを考える研究会の報告書として「『デザイン経営』宣言」を取りまとめて以来、意匠法の改正論議がスタートしました。その内容は保護対象の拡大を含む大きなものとなっています。また、日本がハーグ協定(ジュネーブアクト)による国際出願の受け入れを開始して以降、日本の基準とは異なる基準を背景になされた出願が増加し、図面要件の緩和を中心とした審査基準の改訂を迫られています。 意匠出願の最新の状況を示しつつ、法改正及び審査基準改訂の方向性について説明します。
<プログラム>
[商標法]⑴ 商標実務を取巻く状況統計情報を用いて商標を取り巻く最新動向を解説します。 ⑵ 商標審査基準・商標審査便覧の改正のポイントここ数年改訂された商標審査基準・商標審査便覧のポイントについて解説します。 ⑶ 新しいタイプの商標の審査実務動向登録された事例・拒絶された事例を交えて、登録するためのポイントについて解説します。 ⑷ 最新商標裁判例の紹介近年の注目すべき裁判例について紹介します。
[意匠法]⑴ 意匠実務を取り巻く状況統計情報を用いて意匠を取り巻く最新動向を解説します。 ⑵『デザイン経営』宣言とは?産業競争⼒とデザインを考える研究会の報告書について紹介します。 ⑶意匠法改正の方向性産業構造審議会意匠制度小委員会で議論されている意匠法改正の方向性について紹介します。 ⑷意匠審査基準改訂の内容産業構造審議会意匠制度小委員会の審査基準WGにて取りまとめられた改訂意匠審査基準の内容について紹介します。 |
開催日 |
2018年12月11日(火)
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開催時間 |
13:30~16:30 (受付開始 13:15~) |
会場名 |
トスラブ山王健保会館 (2階会議室) |
会場所在地 |
〒 107-0052
【アクセス】 |
講師名 |
佐藤俊司 氏(TMI総合法律事務所 パートナー弁理士) 2002年弁理士登録、2005年特定侵害訴訟代理業務付記登録、2007年Santa Clara University School of Law 卒業(LL.M.)。2013年日本弁理士会商標委員会委員長。現在、日本商標協会国際活動委員会委員長及び常務理事、国際商標協会(INTA) Board of Directors、日本知的財産仲裁センター(JIPAC)JPドメイン名紛争処理パネリスト候補者、中央知的財産研究所「周知・著名商標の保護」研究部会研究員。
茜ヶ久保公二 氏(TMI総合法律事務所 弁理士) 2002年弁理士登録、2013年10月よりTMI総合法律事務所勤務。2018年日本弁理士会意匠委員会副委員長。著書に『知的財産判例総覧2014 Ⅱ』青林書院(共著・2016/09)などがある。 |
受講料 |
18,000円(税別) 参加費は事前に銀行振込にてお支払ください。 お振込み先情報は受講票メールにてお知らせいたします。 参加費の振込み手数料はお客様のご負担にてお願いします。 |
定員(名) |
30 |
主催・協力 |
主催 レクシスネクシス・ジャパン株式会社 / ビジネスロー・ジャーナル |
問い合わせ先 |
レクシスネクシス・ジャパン株式会社 |